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インタビュー企画
​「coco」で生まれる vol.1

千住ArtPath2024のテーマは「coco」。昨年度に引き続き、大学院映像研究科アニメーション専攻とコラボしてメインビジュアル・PVを制作していただきました!

vol.1では、PV制作に携わった四名の方々に、完成したPVの感想や制作秘話を伺います。

ニシキ
堀哲人
寺山穂
上本裕太
堀哲人
寺山穂
ニシキ
上本裕太
ニシキ
寺山穂
上本裕太
ニシキ
上本裕太

ーーまず、お一人ずつ自己紹介をお願いしてもいいでしょうか。

 

ニシキです。東京藝大アニメーション専攻のM1学生です。

​​

堀哲人です。音楽環境創造科の学部三年です。今回はPVの作曲と、ArtPathの実行委員長もやっています。

同じく音楽環境創造科学部三年の寺山穂です。今回はPV音楽の中で歌を歌い、作曲も担当しました。

音楽環境創造科学部三年の上本裕太です。作曲に加わりました。

​​

ーー完成したPVをまだご覧になっていない方もいるとのことなので、まずは全員でPVを見てみましょうか。

 

(全員で完成したPVを視聴)

 

一同:イェーイ!(拍手)

 

いいじゃん。

 

​​いいね。

 

ーーではまずPV映像を制作してくださったニシキさんから、映像を作る上でこだわったところ・苦労したところなどはありますか?

 

制作前と制作中で「ここもうちょっとこだわりたいな」というところは全然違いました。制作前は「このシーンから次のシーンの中へのメタモルフォーゼに注意しないといけない」と考えていましたが、制作中は「自分の制作もあるし時間も足りないな……」と思って方向性を変えました。今見たPVの中で一番こだわったところは、小さい小屋が出てくるところです。

 

どういう風にこだわったんですか?

 

真ん中と最後で二回小屋が出てくるんですが、そこは一番枚数が多いです。

 

(PV中盤の)小屋のドアが開いていく部分は、確かに枚数が多そう。

 

(アニメーションの動きが)スムーズですよね。

 

ーー(PVの1:03あたりの映像を流しながら)ここもすごいですよね。

ここは(音楽環境創造科の)みんなが描いた絵を。

 

あ、これ音環生が描いたんだ。

 

あー! 描いた描いた描いた! 「丸を描け」って言われたよね。これに使ってたんだ。

 

で、僕ら(音楽担当者三名)は音環生の声を拾ってね。

 

ーー映像では音環生から集めた丸を使って、音楽では音環生一人一人の声を使うというのが、双方リンクしていて面白いですよね。あの音声は、いつ誰の声を録ったんですか?

 

あれは、僕らが思いついた瞬間に「あ、録りに行こう」って(笑)。

 

ちょうど水曜日の授業終わりで、放送を流してみんなにエントランスに集まってもらって。

 

「ArtPath PV制作のため、エントランスにお集まりください」ってね。

 

ーーそうだったんですね(笑)。ニシキさんは、PVの音楽を聴いてどう思われましたか?

 

すごい……。なんというか「腐敗も奇跡に変わる」みたいな……。

 

一同:(笑)

 

ーー映像も全然腐敗じゃなかったですよ(笑)!

ーー音楽を制作したプロセスについてもお聞きしたいんですが、どういう風に三人で作っていかれましたか?

 

ニシキさんが、映像をお二人で作ってたじゃないですか。音楽側も共同作業にしたら「coco」のテーマにも合うんじゃないかってことで。そのときにどう共同作業しようかって話になって、分業っていうアイデアもあったけど、でも分業だとおもしろくないし……(笑)。集まって作業しようってことになって。クリエイター同士だと中々こういうことないよね。

 

授業でも共同で音楽を作ることがあるけど、それも大体は作業しやすいように分担してて。メロディーはこの人、リズムはこの人って感じで。

 

今回は、ゼロの状態から会って作ろうって決めて。結果的にすごく楽しかったね。途中からみみちゃん(寺山)が入ってきてくれて……。

 

ーーそれはどういう経緯だったんですか?

 

最初は歌ってほしいって言われて。いざ行ってみたら、歌うパートはない(笑)。「アイデア欲しいんだけど」って言われて、「あ、なるほど……」って。

 

最初は女性のいい声が欲しくてみみちゃんを呼んだんだけど、そしたらみみちゃんがすごい良いアイデアをバンバン出してくるから、もう三人でやっちゃおうってことになって。

 

そんな感じだったよね。リズムは堀が得意だからやってたり、メインの和音や調性感は僕が最初に決めていたり、みみちゃんはハーモニーとか対旋律とか考えてくれたり。

 

ーー共同作業ではあるけれど、それぞれの得意分野を生かした曲になったんですね。

 

結構よかったよね、結果的に。

 

うん、面白かった。

 

ーー今回は、映像もニシキさんとHaominさんのお二人で制作されていましたよね。

 

最初「coco」というテーマを見たときにHaominの制作を思い出して、無理やり一緒に仲間に入れて「一緒にこの企画をやろう!」という感じで(笑)。

 

役割はどう分けたんですか?

 

中割りとオープニングのところはHaominが担当しました。

 

確かに、ちょっと味が違ったよね。そういうことだったんだ。

​​ーー堀さんは今年度のArtPathのテーマである「coco」を考えてくれましたよね。テーマの考案者から見て、出来上がったPVはどんな感じですか?

 

もう、200点。

 

一同:(笑)

 

ありがとうございます(笑)。

 

単なるテーマだけど、それがこういう風に形に現れていくことが面白かったです。

寺山穂
堀哲人
堀哲人
寺山穂
堀哲人
ニシキ
背景
背景
背景
堀哲人
上本裕太
堀哲人
寺山穂
堀哲人
上本裕太
寺山穂
堀哲人
背景
堀哲人

上本裕太

​ニシキ

​堀哲人

寺山穂

ニシキ
堀哲人
 PVの様子
ニシキ
堀哲人
インタビューの様子
インタビューの様子
インタビューの様子

​左から、上本さん、寺山さん、堀さん、ニシキさん

PC画面で完成したPVを観る4人+インタビュアー

ニシキ
上本裕太

vol.2では、PVの話題からは少し離れ、四人の学生生活や
普段の制作内容についても伺っていきます。お楽しみに~。

 

インタビュアー&テキスト:杉野若葉

           写真:澁谷陽奈

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千住ArtPath2024のPVはこちら!

 

 

 

 

背景

千住ArtPath2024 開催概要

日時:2024年12月14日(土)・15日(日) 10:00-18:00

場所:東京藝術大学千住キャンパス

入場無料・予約不要

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